2010年11月14日日曜日

成長すべき理由とあまり見ない料理

「何故、企業は成長しなくてはいけないのか?」
この質問は、いろいろな授業で登場します。それだけ、様々な切り口で議論が可能なのでしょう。

そんなわけで、MBA生活もModule2(以下Mod2)を迎えて、実践的な授業が増えてきました。
Mod1では、クリエイティビティーとかリーダーシップ、倫理といったソフトスキルを学びましたが、Mod2では、よりテクニカルなクラスが増えてきました。(Mod1については、2010年9月13日の記事参照)Mod2も、必須授業で、選択の余地はありません。以下、5つのクラスの紹介です。

1) CSCA: Competitive Strategy & Competitor Analysis (Strategy)
いわゆる経営戦略の授業です。マイケル・ポーターのバリューチェーンや5F分析を用いて、ケーススタディをします。
正直なところ、ケースで取り扱う企業に興味を持てるか持てないかで、授業の面白さは変わってきます。

2) DA: Data Analysis (Statistics)
統計の授業です。Excelを使って、回帰分析、デシジョンツリーの分析とかをやっています。
統計の計算方法はあまり触れず、データの分析にフォーカスしています。

3) FIN: Managing Cash Flows (Finance)
一般的なファイナンスの授業です。

4) MEIA: Market Environment and Industry Analysis (Microeconomics)
ミクロ経済の授業です。社会科学的なアプローチというより、ビジネスの視点から勉強しています。

5) MODA: Market Opportunities, Definition & Assessment (Marketing)
マーケティングの授業です。教授が中国系の先生で、よく中国の話が出てきます。
市場規模の計算など、わりと数字を使うことが多くて意外でした。

今は、Mod2の中盤です。
あいかわらず、宿題は多いのですが、少しずつ文章を読むスピードが速くなってきたかなあと感じています。

さて、本題に戻りまして、これらの授業で、何かと話題になるのが、「何故、企業は成長しなくてないけないのか?」です。
一般的な解答としては、「株主の期待に応えるため」というのがあります。
しかし、これだけが正解であるとは思えません。まず、上場していない企業で、株主が成長を望んでいなければ、この解答は不正解になってしまいます。

先々週お会いした、ある会社の社長さんに同じ質問をさせていただいたところ、こう答えてくださいました。
「従業員に希望を持ってもらうため」と。これも、非常に重要だと思います。
誰でも、企業で働いていれば、やはり年々、昇進していきたいという願望があります。
その昇進後のポジションを作っていくには、企業は成長していかなけらばなりません。

他にも、考えうる限り、たくさんの解答があるでしょう。

そんな中、私は、企業が成長しなくてはいけない理由は、競合他社が常に成長しているからだと思っています。
つまり、自分の成長が止まっても、周りの成長は続いている。そうなると、自分が成長をやめた時、相対的に、自分は世の中から遅れていき、「成長しないこと」=「後退すること」になると思うのです。
特に、今の時代は、この「競合他社」の枠がローカルから、グローバルに広がったこと。「周りの成長」のスピードが、急速になったことで、企業は一昔前よりもさらに、成長しなくてはいけないプレッシャーに晒されていると思います。

また、競合他社の成長につれて、お客様の満足の閾値も成長していきます。
ですので、成長をしなくなった企業は、必然的にお客様を満足させることができなくなってしまうのです。

ということで、事業を持続させるには、どんな企業も成長しなくてはいけないと思うのです。

ただ、ここで、気をつけなくてはいけないのは、「成長」=「会社を大きくすること」ではないことです。
会社が大きくなることで、商品やサービスの質が低下し、組織が官僚化し、管理業務にリソースがとられ、利益が小さくなることもあるかもしれません。
大事なのは、周りの成長を常に認識して、新しいことに挑戦していくことだと思います。

これは、ビジネスだけではなく、人生にも言えることだと思います。
周囲の変化をとらえて、常に自己研鑽をしていく。これが、これからの時代、大事であると自分に言い聞かせています。

さて、アカデミックな内容はこれくらいにして、今日は、日本ではあまり見ない食べ物特集です。


まずは、キャラメルコーティングのリンゴです。いろいろな種類があります。

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私がトライしたのは、ココナッツをまぶしたもの。日本のリンゴと比べると、
アメリカのリンゴは酸っぱいです。
なので、こういう甘いコーティングとマッチします。食べやすいように切り分けてあるのが嬉しいです。

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Wrentham Villege Premium OutletsのRocky Monutain Chocolate Factory
https://rockymountainchocolatefactory.com/rmcf/control/productList

次は、レインボーロール。
フラミングハムにある、「葵」という日本食レストランの巻きずしメニューです。
葵は、寿司メインの居酒屋風のお店です。このレインボーロール、マグロ、サーモン、鯛(?)、エビ、アボカド、が順々に巻かれています。意外と美味しくて驚きます。

Photo 11月 14, 15 45 40.jpg

同じく、葵の巻物メニューなのですが、なんと、海苔ではなく、キュウリの薄切りで巻いています。
ちなみに、中身はサーモン。光っちゃってよく見えませんが、容器もおもしろいですね。

Photo 11月 14, 15 54 04.jpg

Aoi
http://www.yelp.com/biz/aoi-framingham


最近は、ほんの少し、飽きてきたロブスターです。
これは、ロブスターのテルミドール。クリームソースとチーズをかけて焼いてあります。
いつも人でいっぱいのアトランティック・フィッシュのおすすめメニューです。

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Atlantic Fish
http://www.atlanticfishco.com/

こちらは、サマー・シャックというお店のJasper's Pan Roasted Lobster。
このオリジナルソースのかかったロブスター、とてもとてもおいしいです。
なぜか、ロブスターの付け合せは、とうもろこしのパターンが多いです。

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ちなみに、サマー・シャックは、カキも美味しいです。10種類くらいの中から選べます。
ちょっと変わっているのは、チリソースとビネガー(お皿の中央)で食べるのです。でも、個人的には、レモンだけで食べた方が美味しいと思います。。。

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Summer Shack
http://www.summershackrestaurant.com/

こちらは、一見、普通のハンバーガー。しかし、ポイントは、焼き加減を指定できるところなのです。ボストンのレストランでは、ハンバーガーを注文しても、レア・ミディアム・ウェルダンか聞かれます。これは、ミディアム。写真じゃあわからないけれど、フォークで切ると、ジューシーな肉汁があふれます。チェーン店のシカゴ・グリルというお店です。

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UNO Chicago Grill
http://www.unos.com/

次は、中華料理編。
これは、私の大好物の夫妻肺片。名前だけ見ると、夫婦の片方の肺??という、理解不能のメニューですが、牛タン、レバー、ミノなどのホルモンに四川風の味付けをした辛い料理です。
唐辛子の辛さと山椒の痺れが食欲をそそります。ぜひ、前菜に食べたい一品。
ボストンは、広東料理が多いですが、フラミングハムの老四川では、四川料理が楽しみます。

Photo 11月 14, 16 13 34.jpg

老四川 Sichuan Gourmet
http://www.laosichuan.com/ch/index.php

こちらは、白くて柔らかい皮に包まれたエビの餃子。日本では、あんまり見たことのないタイプの飲茶です。チャイナタウンのチャウチャウシティというレストランの2Fで飲茶を食べれます。

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オイスターのチーズフライもめずらしいです。ガーリックが強くきいていて、ちょっとイタリアンな感じもしました。

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潮洲城大酒楼 Chau Chow City
http://chauchowcity.net/index2.html

最後はデザートです。とてつもなく大きなチョコレートケーキ。大きさを伝えるために、となりにフォーク並べています。このフォーク、デザートフォークじゃなくて、普通のフォークです。ちなみに、お店は、ステーキハウスです。

Photo 11月 14, 15 54 17.jpg

Smith & Wollensky
http://www.smithandwollensky.com/locations/boston_steakhouse.htm


というわけで、ちょっと変わった料理特集でした。
料理も日々日々、成長しているようです。



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