2010年8月31日火曜日

ScanSnap購入

「ペーパーレス」、前職で毎日のように浴びてきた言葉です。

法的帳簿や重要書類は、日本ではなるべく紙媒体で残しておくことが求められます。外国人からすると解せない感覚のようです。外国人の上の方々からは、日々、紙を減らすよう指示を受けてきました。もちろん、ペーパーレスの方が、オペレーション的優位性があります。ペーパーレスは、紙の物理的保管スペースを不要にし、紙代・インク代のコスト削減、電子媒体による同時閲覧、共有も可能にし、コピーやemailでの送信も簡単になります。しっかりした仕組みの下にペーパーレスを行えば、内部統制も強化されます。しかし、会社の規模が大きくなってくると、なかなか電子保管の仕組みを作るのは難しいし、パワーがいる仕事となります。株券電子化が国家的プロジェクトであったのを考えると、その困難さは想像できると思います。

話は、個人規模に移りまして、一番シンプルな電子保管は、印刷物をスキャンしてPDFにし、コンピューターに保存する方法です。というわけで、こちらに来てからも、MBAの大量の紙資料も何とかしたいなあと思っていました。

そこで、クラスメートのSさんのアドバイスや、TKCさんの過去の発言を参考にして、FUJITSUのScanSnap (S1300)を購入してみました。これは、感動に値します!前職で使用していたCanonのコピー機に引けをとらないスピードで、紙を飲み込んでいきます。もちろん、両面スキャンで、白紙は自動的に飛ばしてくれます。読み取った後は、PDFファイルになり、文字検索ができるようにOCR処理も可能です。

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大きさは、折りたたむと持ち歩けるくらいの小ささになり、USBを使えば、電源も不要です。最大10枚が難点ですが、7枚くらい吸われたら、もう7枚また追加でいれていけば、同じファイルでまとめてくれます。

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そして、これをDropBoxに入れて、クラウド上に保存しておけば、iPhoneからもアクセスが可能です。こういう時に、iPadのように画面が大きなビューワーが活躍するのだなあと気づきました。そして、これから、そういう時代が来るのは必至です。

電子書籍も確実に増えてきました。電子書籍なら、アメリカからでも日本の本が買えるので、とても便利です。ちなみに、私が使っているのは、電子文庫パブリ。
http://www.paburi.com/paburi/default.asp
各出版社が合同で開設しているサイトで、15000冊以上が電子書籍になっています。これをダウンロードして、iPhoneで読んでいます。正直、最初は、本は紙で読んだほうがいいという考えに固執していましたが、一度電子媒体で読むと、人に勧めたくなるくらい、読みやすいです。洋書も読みましたが、iPhoneでKindleを使って読むと、わからない単語を触れば、辞書がポップアップします。これに慣れると、紙の本を読んでてわからない単語に出会ったとき、もどかしい気持ちになります(笑)

そろそろ読書の秋です。今年は、電子書籍を広めようとする会社のマーケティングが見られるんじゃないかなあと楽しみにしています。


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